はじめに:5機合体、超電磁パワーが未来を救う!
1976年に放送開始された『超電磁ロボ コン・バトラーV』は、 ロボットアニメ史における革命的作品のひとつです。
それまでの単体ロボットではなく、5機のバトルマシンが合体して一体となる巨大ロボット「コン・バトラーV」を主役に据えたことで、 後続の『ボルテスV』『闘将ダイモス』などの“長浜ロマンロボシリーズ”へと繋がる道を切り開きました。
本作は、単なる子供向けアクション作品にとどまらず、登場人物たちの成長、敵味方双方のドラマ、 そして正義と信念をテーマに据えた、骨太なストーリー展開が魅力です。
この記事では、その歴史的意義、キャラクター、メカ設定、名シーン、見どころをたっぷりと紹介します!
基本情報
放送期間:1976年4月17日〜1977年5月28日(全54話)
原作:八手三郎
総監督:長浜忠夫
キャラクターデザイン:安彦良和
メカニックデザイン:スタジオぬえ
制作:東映
ジャンル:合体ロボット、SFアクション
あらすじ
地球を侵略しようとするキャンベル星人。
彼らの脅威に対抗するため、南原博士は5機のバトルマシンを開発し、超電磁合体による巨大ロボット「コン・バトラーV」を完成させた。
バトルチームのリーダー、葵豹馬をはじめとする若者たちは、 超電磁パワーを駆使しながら、命を賭して地球を守る戦いに挑む。
仲間との絆、敵との因縁、そして自らの信念── すべてを懸けた戦いが、いま始まる!
登場キャラクター
● 葵豹馬
バトルジェットのパイロットであり、コン・バトラーVの頭脳部担当。 明るく快活なリーダー気質だが、戦いの中で葛藤も抱える。
● 南原ちずる
バトルクラッシャー担当。南原博士の孫娘。 冷静で責任感が強く、チームのまとめ役でもある。
● 西川大作
バトルタンク担当。パワー自慢でおおらかな性格。 チームのムードメーカー。
● 北小介
バトルクラフト担当。メカニックに強く、理論派のサポート役。
● 浪花十三
バトルマリン担当。関西弁で話す陽気な性格。水中戦を得意とする。
● ロペット
サポートロボット。チームのブレーン役としても活躍。
● 大将軍ガルーダ
キャンベル星人の総指揮官。地球侵略を指揮するも、悲しい過去を背負っている。
コン・バトラーVの設定と魅力
◆ 5機合体の革新
バトルジェット(頭部)
バトルクラッシャー(胴体)
バトルタンク(腰部)
バトルクラフト(右脚)
バトルマリン(左脚)
5機が超電磁合体し、全高57メートル、重量550トンの巨大ロボットへ!
◆ 多彩な必殺技
超電磁ヨーヨー:強力な遠距離武器。
超電磁スピン:高速回転して敵を粉砕する最強技。
これらの技を駆使して、毎回異なる敵メカと迫力のバトルを展開。
作品のテーマと見どころ
◆ チームワークと友情個性豊かな5人がぶつかり合いながらも、徐々に信頼を深めていく様子は、単なるバトル以上に胸を打ちます。
◆ 敵にもドラマがある大将軍ガルーダや女帝ジャネラといった敵側にも背景や葛藤が描かれ、単なる勧善懲悪にとどまらない深いドラマが展開されます。
◆ 長浜ロマンロボの礎後の『ボルテスV』『ダイモス』へとつながる、 “ドラマ性重視のロボットアニメ”の方向性を確立した歴史的作品です。
配信情報(2025年5月現在)
バンダイチャンネル:全54話見放題
DMM TV:見放題対象作品/14日間無料体験あり
Amazon Prime Video:レンタル・購入対応
※配信状況は変更される場合があります。公式サイトにて最新情報をご確認ください。
まとめ:超電磁パワーと絆が未来を切り開く
『超電磁ロボ コン・バトラーV』は、単なるアクションだけではなく、 友情、成長、希望といったテーマを真正面から描いた熱血ロボットアニメです。
5機合体のド派手な演出、美麗な作画、魅力的なキャラクターたち。
そして、時に熱く、時に切ないストーリー展開。すべてがひとつになってこそ生まれる、 “超電磁パワー”の感動を、ぜひもう一度味わってみてください!